何かいろいろ創作物を入れていこうと思います。広告変更してみた。
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「それで、返事はしたの?」
「え」
ぎく、として動きを止める。
最近一番の悩み事だ。
手に持っていた縄を意味もなく結びながら、視線をそらす。
はぁ、とため息をついて近寄ると、その縄を没収する。
「東旭。受けるにしても断るにしても、ちゃんと考えな。あと返事は早くね」
「う……」
困ったように俯き、足元を見た。
何の変哲もない、砂地だ。
「うん……」
小さく頷いて、顔を上げた。
「わかった。……なるべく早く、返事するよ。冬杣」
-------------
「有難うございます」
「何が?」
にこにこと礼を言った男を一瞥して、簡潔に帰す。
「東旭サンに、後押しをしてくださったそうで」
「……あぁ、別に」
冬杣は男の顔をじっと見てから、にやりと笑った。
「その様子じゃ良い返事をもらえたみたいじゃないか。良かったな」
「ハイ」
「え」
ぎく、として動きを止める。
最近一番の悩み事だ。
手に持っていた縄を意味もなく結びながら、視線をそらす。
はぁ、とため息をついて近寄ると、その縄を没収する。
「東旭。受けるにしても断るにしても、ちゃんと考えな。あと返事は早くね」
「う……」
困ったように俯き、足元を見た。
何の変哲もない、砂地だ。
「うん……」
小さく頷いて、顔を上げた。
「わかった。……なるべく早く、返事するよ。冬杣」
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「有難うございます」
「何が?」
にこにこと礼を言った男を一瞥して、簡潔に帰す。
「東旭サンに、後押しをしてくださったそうで」
「……あぁ、別に」
冬杣は男の顔をじっと見てから、にやりと笑った。
「その様子じゃ良い返事をもらえたみたいじゃないか。良かったな」
「ハイ」
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