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何かいろいろ創作物を入れていこうと思います。広告変更してみた。
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 ふかふかとした毛並みをブラシで梳く。
 柔らかな茶色のそれは、ブラシをかけるたびにつやつやと光る。
 ふわりとした匂いは、深い森の清冽な空気に似ている。

 一心不乱にブラシをかけていると、不意に毛並みの下が波打った。
「……なぁ、それいつまでやるんだ?」
「……うーん」
 毛並みの持ち主からの抗議に生返事で応え、更にブラシを動かす。
「おい、いつまでやってる。そろそろ行くぞ」
 草むらから現れた人影が、呆れたように彼らに声をかける。
「もうちょっと」
「そう言ってからずいぶんたつんだけど。ルベアも何か言ってやって」

「あんまりやるとハゲるぞ」
 ぼそりとルベアが呟くと、獣がぴくりと身をすくませた。
 ブラシをかける手が止まる。
 名残惜しそうに手で梳き、ブラシをしまった。
「気は済んだか?」
「済んでないけどハゲたら困る」
「それは俺のせりふだよ」
 困ったように尻尾を振って、オルカーンが立ち上がる。

 しなやかな動き。
 延々とブラシをかけられていた所為で毛並みは酷く綺麗だ。

「行こう。早くしないと日が暮れる」
「はーい」
 おとなしく返事をして、彼も立ち上がる。
 名残惜しそうに毛並みを見ながら、後を追った。



ちょっとまじめに描いてみた。

ということで(?)エンレイ(右)と、セリファレイド(左)です。
エンレイの色は決めてなかったけどこれも良いかも。


11月に描いた本からちょっと描いてみたかったネタ。

アィルはエンレイとセリファレイドの子供、レヴィアールはエンレイの友人です。
…どうしようもない設定ばっかり出来るなぁ…

「ここもか……」
 疲れ切ったような声で、ぽつりと呟く。

 目の前には、町があった。
 正確には、町であったもの、だ。
 家並みは殆ど瓦礫と化し、生の息吹はまったく感じられない。
 瓦礫からはみ出した手は自身の血で赤黒く染まり、そこに覆いかぶさるように子供が事切れている。

 傷は、刀傷だ。
 一刀の元に切り捨てられた者もいれば、何度も突き刺したような者もいる。
 凄惨なこの風景がどこか遠いのは、血の臭いが風に吹かれて薄いからに他ならない。

 顔をしかめながら、町を見て回る。
 死体の皮膚には腐敗網が広がっていた。
「3日、ってところかな」
 ぽつりと呟いて、視線を廻らせる。
 生き物は、いない。

 次の町へ行くべく、町の外へ向かう。
 見ていない町は、後ひとつ。
 他の町は死後の日数に違いはあれど、すべて同じ状態だった。

 終わるはずではなかった世界が終わる。

 そのことに、あの人は心を痛めたりはしないのだろうけれど。
 それでも、この惨劇を作り出した人物を思って、彼は深く俯いた。

 こんなはずじゃなかった。
 望んだものは、決してこんなものではないはずだった。

 両手に伝わるのは肉を断つ感触。
 すでに剣は切れ味を落とし、それを振るう体力も尽きてきていた。
 血臭は怨嗟と共に体にまとわりつく。
 足元に転がった敵兵は、あどけない子供の顔をさらしていた。

「ルース!」

 自分を呼ぶ声に、はっとする。
 間近に迫っていた刃を反射的に叩き落し、返す刀でその持ち主を切り捨てた。
「ぼんやりするな。まだいるぞ!」
 近くに来た人影に、ひとつ頷く。
 部隊をまとめる隊長である彼は、ルースが問題ないのを確認すると、また敵へと向かった。
 血糊で柄を持つ手が滑る。
 きつく握りなおして、反射的に敵を倒していく。

 こんなはずじゃなかった。
 これは、人々を守る為の、力だったはずなのに。

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HN:
沖縞 御津 または 逆凪。
趣味:
絵描き文書き睡眠。
自己紹介:
のんびり人生万歳。
1日20時間ほど寝れるんじゃないかと最近本気で思う。
でもこの頃睡眠時間が1~6時間と不規則気味。ていうか足りない。
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