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何かいろいろ創作物を入れていこうと思います。広告変更してみた。
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 その瞬間は何かの間違いだと思いたかった。

 実際はほんの数瞬の出来事だろう。
 さっきまで隣を歩いていた。
 普通に話していた。
 それが如何して、こんな事態になったのか。
 何処からか飛んできた、それは矢だった。
 鏃の鋭い銀色の。

 細い、矢。

 気づいたのは俺だけだった。
 それは彼の背中に突き刺さり、彼をその場に倒した。
 声もなかった。

 地面に散る青銀色の長い髪。
 じわり、と広がる赤は彼の血だ。
 何が起きた、と頭が認識する前に、彼の身体は崩れ落ちた。
 文字通り、跡形もなく。
 彼の種族は死ぬと形を残さない。

 だから、死んだのだ。
 あのたった一本の細い矢で。
 即死、なんて。

 ありえない。

「ヴィオルウス!!」

 悲痛に満ちた声は、周囲に降る無数の矢の中に紛れ、混乱し逃げ惑う人々には届かなかった。

「やっぱり、俺が先か」

 寝起きの第一声がそれだった。
 熟睡しているとばかり思っていたので、火にくべようとした薪を持ったまま彼を見つめる。
 彼は徐に起き上がると、毛布を膝に落としてあぐらをかいた。
「先、とは?」
 好奇心を抑えられずに問いを放つ。
 彼はそれに答えず、周りを見回すとぼんやりと聞いた。
「ファルは?」
「見回りに行く、と先程」
「ふぅん」
 くぁ、とあくびをして、彼はほんの少し俯いて火を見つめた。 
先程の問いを繰り返そうと口を開くと、彼が唐突に言った。

「多分……3年以内なんだ」
 きょとん、と首を傾げて彼を見る。
 彼は視線を上げた。
 火の光を浴びて、金の目がちらりと光る。

「俺が死ぬのが」

 彼を見つめ、シェセルはそう呟いた。
 


---
 
「知って、いたんですか?」
 問うと、彼はいつものように淡々と答えた。
「えぇ。おそらくは、彼よりも前に」
 彼と居るとき以外、目の前に立つ人物はめったに表情を変えない。
 けれどこんな時ですら。
 そう思うと頭に血が上るようだった。
「知って、居ながら……!」

「何が、できるんですか……! 貴方に、――私に!」

 無表情をかなぐり捨てて、彼は抑えた声で怒鳴る。
「彼は存在自体が歪みです。覆すなら、相応の覚悟を追わねばならない。それは、貴方も知ったはずでしょう」
 激情を抑え、けれど瞳に力を込めて、彼がにらみつける。
 言われた事に、込められた想いに、歯噛みをして視線を落とす。
 そんな事は分かっている。
 けれど。

「……どうした?」
 がさり、と音を立てて戻ってきた彼へ、二人して視線を合わせる。
「何かあったのか、ファル。……マルヴェーリ?」
 怪訝そうに問うシェセルに、何でもないと返す。
 彼は特に問いただすでもなく一言、そうか、とだけ言った。
「もうしばらく行けば街道に出る。そこから半日もすれば町が見えるだろう」
 指差しながら言われ、マルヴェーリは手早く荷物を片付ける。
 通り過ぎざま、シェセルはアルファルの頭を二度、軽く叩いた。

 涙が流れてしまえば楽になれるのに。

「ごめんね」

 僕は君の死にさえ涙を流せない。
 ずっと昔にもう流し尽くしてしまったから。
 否、心が凍ってしまったから。
 何百何千と人の死を見てきた僕には、何の感情もあらわれない。

 だって泣いても意味がないだろう?

 ただ見ているだけしかできないのなら。


----------------
別のとこで書いた奴をしばらくこっちに移します。
 



身長差メモ。
こんな感じ?

細かい数字は考えてないや。


「やだなぁ。冗談ですよ」

「お前が言うと冗談に聞こえねぇんだよ」

---------

何となく。
内臓が痛みに引き攣れるようなのが描きたい(何

というか誕生日決めてません。
生い立ち的に誕生日無いんですが。

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プロフィール
HN:
沖縞 御津 または 逆凪。
趣味:
絵描き文書き睡眠。
自己紹介:
のんびり人生万歳。
1日20時間ほど寝れるんじゃないかと最近本気で思う。
でもこの頃睡眠時間が1~6時間と不規則気味。ていうか足りない。
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