何かいろいろ創作物を入れていこうと思います。広告変更してみた。
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「な、何だこりゃ……!」
強制的につれてこられた家の中はひどい有様だった。
強盗でも入ったような様子だ。
「それがねぇ。青い表紙の本が見当たらなくて」
「お前探し物をしたいのか散らかしたいのかどっちだ」
「探してたらこうなったのよ」
「お前家中こんな有様なのか!?」
「うーん大体そうね」
思わず額を抑えて空を仰ぐ。
と、そこへもう一人現れた。
「あぁ、来てたんですか」
「今担がれてきたばかりだが」
「まぁゆっくりしていってください」
周りに視線も向けずに言う。
「この状況はスルーか? スルーなのか!?」
「あー……。まぁいつものことです」
「いつも!?」
「良いから手伝って」
「私は少し出かけてくる。後を頼みます」
「ねぇって」
「~~あぁもう! やりゃぁいいんだろうが!」
やけくそのように叫んで、床に散らばった本に手を伸ばした。
「お、終わった……」
ぜぇはぁと肩で息をしながら、その場に膝を着く。
「わぁきれい」
手を打って嬉しそうにするのを横目に見ながら、手に持ったそれを渡す。
「ほら、これだろ?」
差し出したのは水色の表紙の本。
それを見ると、礼を言って受け取りながら、もう一度差し出してきた。
「?」
「はい。これはあなたによ」
「え」
「探してたでしょ。町に行ったときに見かけたから、買っておいたの」
「あ、ありがとう」
受け取って礼を言うと、にこりと笑っていった。
「お礼は夕飯で良いわ」
「ま、まだ働かせる気か!?」
「だってご飯おいしいんだもの」
強制的につれてこられた家の中はひどい有様だった。
強盗でも入ったような様子だ。
「それがねぇ。青い表紙の本が見当たらなくて」
「お前探し物をしたいのか散らかしたいのかどっちだ」
「探してたらこうなったのよ」
「お前家中こんな有様なのか!?」
「うーん大体そうね」
思わず額を抑えて空を仰ぐ。
と、そこへもう一人現れた。
「あぁ、来てたんですか」
「今担がれてきたばかりだが」
「まぁゆっくりしていってください」
周りに視線も向けずに言う。
「この状況はスルーか? スルーなのか!?」
「あー……。まぁいつものことです」
「いつも!?」
「良いから手伝って」
「私は少し出かけてくる。後を頼みます」
「ねぇって」
「~~あぁもう! やりゃぁいいんだろうが!」
やけくそのように叫んで、床に散らばった本に手を伸ばした。
「お、終わった……」
ぜぇはぁと肩で息をしながら、その場に膝を着く。
「わぁきれい」
手を打って嬉しそうにするのを横目に見ながら、手に持ったそれを渡す。
「ほら、これだろ?」
差し出したのは水色の表紙の本。
それを見ると、礼を言って受け取りながら、もう一度差し出してきた。
「?」
「はい。これはあなたによ」
「え」
「探してたでしょ。町に行ったときに見かけたから、買っておいたの」
「あ、ありがとう」
受け取って礼を言うと、にこりと笑っていった。
「お礼は夕飯で良いわ」
「ま、まだ働かせる気か!?」
「だってご飯おいしいんだもの」
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