何かいろいろ創作物を入れていこうと思います。広告変更してみた。
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「珍しいね……。君がこっちに来るなんて」
鮮やかな緑の頭を見つけて、声をかける。
彼は肩をすくめて、苦笑した。
「たまには良いだろ? 俺だって自由に動けるんだからな」
そう、と言って視線を戻す。
窓の外は相変わらずの陽気で、太陽の位置が僅かに動くだけで変化はない。
「そんなに外眺めてたって、天気はかわんねぇぞ」
「……うん」
この世界に夜はない。
いつだって太陽は空にあって、申し訳程度に雲があるだけだ。
一番太陽が傾いた後、部屋を閉め切ることで夜とする。
それは生まれた時からの習慣だった。
本物の、夜を見るまでは。
「リゼ……。夜は、綺麗だよ……」
ポツリと呟く。
「そんなに暗い空が見たいなら、また出かければ良いじゃねぇか」
「駄目ですよ」
リゼが首をかしげて言うと、別のところから却下された。
「この間もそれで丸一日帰ってきませんでしたからね。出かけるならこの仕事終わらせてください」
「……分かったよ」
仕方なく答えて、机に向かう。
「んじゃ俺も手伝うぜ」
え、と顔を上げる。
「さっさと終わらせりゃ良いんだし、二人でやれば楽だろ」
朗らかに笑って書類を何枚か抜き取る。
「……貴方もやるならこの書類も追加させてください」
ちょうど良いと言わんばかりに書類を増やされ、思わず顔を見合わせる。
「仕方ねぇなぁ。さっさと終わらせるぞ、エディウス」
苦笑して、頷く。
暗い夜が見れなくても、こうやって笑いあえたら良い。
ふとそう思った。
鮮やかな緑の頭を見つけて、声をかける。
彼は肩をすくめて、苦笑した。
「たまには良いだろ? 俺だって自由に動けるんだからな」
そう、と言って視線を戻す。
窓の外は相変わらずの陽気で、太陽の位置が僅かに動くだけで変化はない。
「そんなに外眺めてたって、天気はかわんねぇぞ」
「……うん」
この世界に夜はない。
いつだって太陽は空にあって、申し訳程度に雲があるだけだ。
一番太陽が傾いた後、部屋を閉め切ることで夜とする。
それは生まれた時からの習慣だった。
本物の、夜を見るまでは。
「リゼ……。夜は、綺麗だよ……」
ポツリと呟く。
「そんなに暗い空が見たいなら、また出かければ良いじゃねぇか」
「駄目ですよ」
リゼが首をかしげて言うと、別のところから却下された。
「この間もそれで丸一日帰ってきませんでしたからね。出かけるならこの仕事終わらせてください」
「……分かったよ」
仕方なく答えて、机に向かう。
「んじゃ俺も手伝うぜ」
え、と顔を上げる。
「さっさと終わらせりゃ良いんだし、二人でやれば楽だろ」
朗らかに笑って書類を何枚か抜き取る。
「……貴方もやるならこの書類も追加させてください」
ちょうど良いと言わんばかりに書類を増やされ、思わず顔を見合わせる。
「仕方ねぇなぁ。さっさと終わらせるぞ、エディウス」
苦笑して、頷く。
暗い夜が見れなくても、こうやって笑いあえたら良い。
ふとそう思った。
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