何かいろいろ創作物を入れていこうと思います。広告変更してみた。
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伸ばした手に銀の髪が触れる。
さらりとしたその感触を楽しみながら、目の前にいる人物に話しかける。
「シェセルディ」
確かに名前を呼んだはずなのに、反応はない。
頬に手を添えてこちらを向かせ、もう一度名前を呼ぶ。
わかっているのか、シェセルディはぼんやりとした視線をこちらに向けただけで、何も言わなかった。
頬に添えていた手を滑らせ、ゆるく抱きしめる。
シェセルディは意に介さず、ゆらりと右手を上げた。
周囲から霧のようなものが漂い、右手の先に集まっていく。
けれど、形になる前にその右手を掴んだ。
集まっていた霧はすぐに散っていった。
邪魔をされたシェセルディが、わずかに顔を顰める。
「新しい世界なんてもういらないだろう?」
不快げに顔を歪めたシェセルディに、触れるほど近くで笑う。
「俺はお前さえいれば、他には何もいらないんだ」
子供のように無邪気に微笑みながら、アルジェンテウスは囁いた。
さらりとしたその感触を楽しみながら、目の前にいる人物に話しかける。
「シェセルディ」
確かに名前を呼んだはずなのに、反応はない。
頬に手を添えてこちらを向かせ、もう一度名前を呼ぶ。
わかっているのか、シェセルディはぼんやりとした視線をこちらに向けただけで、何も言わなかった。
頬に添えていた手を滑らせ、ゆるく抱きしめる。
シェセルディは意に介さず、ゆらりと右手を上げた。
周囲から霧のようなものが漂い、右手の先に集まっていく。
けれど、形になる前にその右手を掴んだ。
集まっていた霧はすぐに散っていった。
邪魔をされたシェセルディが、わずかに顔を顰める。
「新しい世界なんてもういらないだろう?」
不快げに顔を歪めたシェセルディに、触れるほど近くで笑う。
「俺はお前さえいれば、他には何もいらないんだ」
子供のように無邪気に微笑みながら、アルジェンテウスは囁いた。
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