何かいろいろ創作物を入れていこうと思います。広告変更してみた。
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カップに入った暖かいお茶を飲みながら、一息つく。
日差しはとても柔らかく、暖かい。
けれど風が少し冷たいので、暖かいお茶は確かにありがたかった。
「あぁ、やっぱりアィルの入れるお茶って美味しいわ」
「お褒めに預かりどうも」
向かいに座って自身の入れた茶をすすりながら、アィルが応える。
「アリア、頼んでいた荷は?」
庭に続く扉が開き、道具屋の店主が顔を出した。
「あぁ、あれ届いたの?」
「表通りにあるわよ。レーウィスが別の交渉してるから、私だけ先にこっちへ来たの」
横から口を出すルシェイドに頷きながら、アリアが言う。
「できれば今使いたい。持ってきてくれないか」
「か弱い女性に力仕事をさせるの?」
「女性であることは見ればわかるが、か弱いということには同意できない」
「あら、随分な言いようね」
「ここにいる誰よりも腕力があるくせに何を言う」
「あなたたちが軟弱なのよ」
さらりと言い切ったアリアに、まわりが絶句する。
笑いを漏らしたのはルシェイドだ。
「軟弱ときたか」
「アリアからしたらほとんどの人間は軟弱じゃねぇ?」
呆れたようにアィルが言う。
アリアは少し考えた後、苦笑して肩をすくめた。
そのまま中庭を出て行く。
おそらく荷を取りに行ったのだろう。
「……言い過ぎた、かな」
アィルが眉をひそめる。
「自分でもわかってるけど、改めて他人に言われると反発したくなるものだよ」
「荷のところにはレーウィスがいるんだろう。なら問題ない」
さらりと言って、ディリクは店内に消えた。
日差しはとても柔らかく、暖かい。
けれど風が少し冷たいので、暖かいお茶は確かにありがたかった。
「あぁ、やっぱりアィルの入れるお茶って美味しいわ」
「お褒めに預かりどうも」
向かいに座って自身の入れた茶をすすりながら、アィルが応える。
「アリア、頼んでいた荷は?」
庭に続く扉が開き、道具屋の店主が顔を出した。
「あぁ、あれ届いたの?」
「表通りにあるわよ。レーウィスが別の交渉してるから、私だけ先にこっちへ来たの」
横から口を出すルシェイドに頷きながら、アリアが言う。
「できれば今使いたい。持ってきてくれないか」
「か弱い女性に力仕事をさせるの?」
「女性であることは見ればわかるが、か弱いということには同意できない」
「あら、随分な言いようね」
「ここにいる誰よりも腕力があるくせに何を言う」
「あなたたちが軟弱なのよ」
さらりと言い切ったアリアに、まわりが絶句する。
笑いを漏らしたのはルシェイドだ。
「軟弱ときたか」
「アリアからしたらほとんどの人間は軟弱じゃねぇ?」
呆れたようにアィルが言う。
アリアは少し考えた後、苦笑して肩をすくめた。
そのまま中庭を出て行く。
おそらく荷を取りに行ったのだろう。
「……言い過ぎた、かな」
アィルが眉をひそめる。
「自分でもわかってるけど、改めて他人に言われると反発したくなるものだよ」
「荷のところにはレーウィスがいるんだろう。なら問題ない」
さらりと言って、ディリクは店内に消えた。
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